セキュリティと効率化を両立するチャットツールに出会えた。 SMBC日興証券株式会社に聞く、Symphony導入のインパクト
チャットツールの導入へのニーズは、以前から社内で大きかったというSMBC日興証券株式会社。しかし、セキュリティーや使い勝手の面などから、なかなか選定基準を満たすものに出会えなかったと言います。そうした中、Symphony導入を推進された、グローバル・テクノロジー部システム企画課長の長谷川朋弘様に、その経緯、活用の仕方、それによって感じているインパクトなどを伺いました。
貴社の業務内容について教えてください。
松浦様:
日本マスタートラスト信託銀行は、資産管理(有価証券等の管理)を専門とする信託銀行です。年金基金や投信委託会社などのお客さまから資産をお預かりして、資金決済や有価証券の保管、受渡等の実務を担っています。
私どもが所属する業務企画推進部は、その資産管理実務の企画を所管しています。この中で私どもは、株式レンディングの収益向上に向けた施策の立案、企画を担当しています。
Symphony導入の経緯を教えてください。
松浦様:
Symphonyの存在を知ったのは2019年11月です。株式レンディング事業拡大のための新しい業務支援システム構築を検討していたときでした。この業務支援の一環としてSymphony導入を社内で提案したものです。
Symphony導入の効果をどのように評価していますか?
松浦様:
最も大きい効果はやはり取引先の拡大です。当社がSymphonyを導入することで取引先(証券会社など)においてもSymphonyの導入が進み、結果として当社にネットワーク効果をもたらしました。
Symphonyの利点として導入費用、運用費用が安価であることがあり、トレーダー1人あたり年間2万円程度で運用できることが、この拡大に寄与しているものと見ています。
また、Symphonyの主要機能によって取引先間のコミュニケーションコストが大きく低減したことは言うまでもありません。
従来、電子メールなどを介していたレンディング取引がSymphonyに置き換わったことで、大きな経済効果を得ています。
Symphonyの機能活用についてご紹介ください。
松浦様:
株式レンディングの取引支援システムに、Symphonyの「チャットボット」を実装しました。
取引先から株式借入の注文をいただく際、Symphonyの「エレメントフォーム」を「チャットボット」に自動表示させています。ここに表示された情報が当社システムに連動して、注文への応諾可否を取引先へ自動応答することができます。注文に応じて取引が成立した場合、その結果が当社システムで自動処理される仕組みです。
従来はこの一連の実務をすべてトレーダーが担っており、注文をいただいてから取引成立までに5分以上を要していました。これがSymphonyの「チャットボット」機能によって、トレーダーの仕事は「取引可否を判断するだけ」になり、最短10秒で取引が完結できるようになりました。
最後に、Symphonyへの今後の期待 をお聞かせください。
寺島様:
Symphonyは株式レンディング取引以外の領域へ拡がる可能性を秘めています。
有価証券の運用、管理の業界では、取引先間のコミュニケーションコストを課題と考える会社が数多く、市場参加者の拡大や昨今の在宅勤務の進展によって、その課題はますます克服が難しくなっています。
Symphonyはこのような課題に対して、時間、時差、場所、IT環境、参加者数などの条件に拘束されることなく解決策を提供できるインフラであり、その進化には大きな期待を寄せています。
チャットツールの導入へのニーズは、以前から社内で大きかったというSMBC日興証券株式会社。しかし、セキュリティーや使い勝手の面などから、なかなか選定基準を満たすものに出会えなかったと言います。そうした中、Symphony導入を推進された、グローバル・テクノロジー部システム企画課長の長谷川朋弘様に、その経緯、活用の仕方、それによって感じているインパクトなどを伺いました。
Symphonyの導入で取引先とのインターフェース変革を実現した日本マスタートラスト信託銀行 。その導入の背景、活用方法などを含めて、Symphonyによって生み出された効果についてお話を伺いました 。
外国人投資家向け常任代理人業務においてSymphonyの活用を進めている株式会社三菱UFJ銀行決済事業部。きっかけはお客様である海外金融機関からの紹介だったそうですが、実際に導入し、今なお進化を模索中とのこと。導入までの経緯、活用方法とインパクト、今後への期待などを伺いました。